コーエーテクモゲームスから発売されている競馬シミュレーションゲーム、Winning Post 10 2025(ウイニングポスト10 2025)の攻略情報です。
ウイニングポストの配合理論の一つ、ニックスついて紹介します。
Contents
ニックスについて
ニックスとは優秀な競走馬が生まれる可能性の高い血統の組み合わせのことです。
現実の競馬ではメジロマックイーンを父にもつ繁殖牝馬にステイゴールドを配合する組み合わせ(通称ステマ配合/黄金配合)がニックスとして有名です。
産駒にはドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップ等、活躍馬が多数存在します。
ゲーム内では種牡馬の系統と繁殖牝馬のもつ系統の組み合わせの相性が良いと様々なニックスが成立し、爆発力がアップします。さらに直接系ニックスではサブパラ爆発力もアップすることがあります。
配合時の爆発力が高いと、生まれてくる産駒のスピード能力が底上げされる可能性が高くなります。また、サブパラ爆発力が高いと、スピード以外の能力パラメータが底上げされる可能性が高くなります。
「記録」 > 「ニックスファイル」から子系統にカーソルを合わせると相性の良い系統を確認することができます。
直接系ニックス
父の系統と母父の系統の相性が良い組み合わせが直接系ニックスです。
ニックスを多重にするには計画的に配合する必要がありますが、そのぶん、爆発力とサブパラ爆発力が増大します。
シングルニックス
父と母父の系統の相性が良く、父と母母父の系統の相性が良くない組み合わせがシングルニックスです。
配合時の爆発力が2上昇します。
ダブルニックス
父と母父の系統と、父と母母父の系統の相性が良く、父と母母母父の系統の相性が良くない組み合わせがダブルニックスです。
配合時の爆発力が4上昇します。
トリプルニックス
父と母父の系統と、父と母母父の系統と父と母母母父の系統の相性が良く、父と母母母母の系統の相性が良くない組み合わせがトリプルニックスです。
配合時の爆発力が6上昇します。
フォースニックス
父と母父の系統と、父と母母父の系統と、父と母母母父の系統と、父と母母母母の系統の全ての相性が良い組み合わせがフォースニックスです。
配合時の爆発力が8上昇します。
2026年開始シナリオでは、繁殖牝馬のコナコーストに、ロベルト系の種牡馬を配合したときにフォースニックスが成立します。
この配合で牝馬が生まれた場合、さらにスマートストライク系の種牡馬を配合するとフォースニックスが成立します。
この後はデピュティミニスター系、キングカメハメハ系、サンデーサイレンス系…とフォースニックスで代重ねを続けることができます。
配合時に直接ニックスが成立している系統は、血統表において左側に縦線が表示されます。
縦線の色はニックスの繁栄状況によって異なるので、配合画面の血統表の縦線の色からニックスの繁栄状況を読み取ることができます。
繁栄傾向は青色、安定傾向は緑色、衰退傾向は赤色です。
間接系ニックス
父と母父の系統の相性が良くないが、父と母母父の系統の相性が良い、というような組み合わせが間接系ニックスです。
間接系ニックスは複数同時に成立させることができますが、爆発力が低めです。
また、ダブルニックスと4次ニックスのような直接系と間接系の同時成立もできます。
2次ニックス
シングルニックスが成立せずに父と母母父の系統の相性が良い組み合わせが2次ニックスです。
配合時の爆発力が1上昇します。
3次ニックス
父の系統と母父、または母母父の系統の相性が良くないが、父と母母母父の系統の相性が良い組み合わせが3次ニックスです。
配合時の爆発力が1上昇します。
4次ニックス
父の系統と、母父、母母父、母母母父のいずれかの系統との相性が良くないが、父と母母母母の系統の相性が良い組み合わせが4次ニックスです。
配合時の爆発力が1上昇します。
配合時に直接ニックスが成立している系統は、血統表において左側に縦線が表示されますが、間接ニックスが成立している系統は縦線が表示されません。
サブパラ爆発力
サブパラ爆発力はWinning Post 9 2022(ウイニングポスト9 2022)から新たに導入された配合理論です。
「サブパラ」とは、スピード以外の能力パラメータ(スタミナ、瞬発力、勝負根性、パワー、柔軟性、健康、精神、賢さ)を指します。
サブパラ爆発力は直接ニックスのいずれかが成立し、該当する父、母父、母母父、母母母父、母母母母にサブパラ因子を持っている場合に効果が得られます。また、ニックス関係が繁栄しているほどサブパラ爆発力の効果が上がります。
種牡馬因子と能力因子による効果
直接ニックスのいずれかが成立した際、サブパラ爆発力の対象になる種牡馬因子、能力因子は次のとおりです。
- シングルニックス・・・父と母父
- ダブルニックス ・・・父と母父と母母父
- トリプルニックス・・・父と母父と母母父と母母母父
- フォースニックス・・・父と母父と母母父と母母母父と母母母母
そして、サブパラ爆発力の対象になった種牡馬因子の効果は次のとおりです。
- 大種牡馬因子(金色の種牡馬因子)・・・健康、精神、賢さの3つ
- 名種牡馬因子(銀色の種牡馬因子)・・・健康、精神、賢さの内、いずれか2つ
サブパラ爆発力の対象になった能力因子はスピード以外の能力因子(スタミナ、瞬発力、勝負根性、パワー、柔軟性)が効果の対象になります。
ニックス関係の繁栄による効果
サブパラ爆発力の対象になっている種牡馬因子と能力因子の効果はニックス関係が繁栄するほど効果が上がります。ただし、父の因子の効果は上がりません。
- 繁栄傾向・・・母の血統のニックス関係の因子の効果が3倍
- 安定傾向・・・母の血統のニックス関係の因子の効果が2倍
- 衰退傾向・・・母の血統のニックス関係の因子の効果が1倍
サブパラ爆発力の計算
フォースニックスで紹介したロベルト系種牡馬のエピファネイア×コナコーストの配合例を使ってサブパラ爆発力の計算を説明します。
サブパラ爆発力の対象になる因子は父のエピファネイアの能力因子のパワーと瞬発力、母父のキタサンブラックのパワーと勝負根性、母母父のキングカメハメハのパワー、名種牡馬因子の健康、精神、賢さから2つです。
父の因子の効果は1倍ですが、母父のキタサンブラックはロベルト系とサンデーサイレンス系のニックス関係が繁栄傾向になるので因子の効果が3倍されます。
この配合のサブパラ爆発力はパワー×5(1+1×3+1)、瞬発力が×1、勝負根性×3(1×3)、精神×1、賢さ×1となりました。
なお、サブパラ爆発力は配合評価の「牧場長診断」のボタンから「サブパラ」に切り替えると、四葉のクローバーのようなマークで表示されます。
相性の良い相手は変動する
シナリオ開始当初は各系統にニックスが設定されていますが、産駒の成績により(新系統確立時に)新たに相性の良い相手が増えることがあれば、反対に産駒の成績が悪いと相性が良くないと判断されてニックスのリストから削除されることがある等、ゲームの進行状況により変化します。
また、特定の種牡馬の一族が活躍する(日本・欧州・米国いずれかの血統支配率が5%、もしくは全世界の血統支配率が2%になる)と、年末に新しい子系統が誕生します。この時、系統確立した種牡馬と特定の子系統の繁殖牝馬との子供達が活躍していた場合、その子系統との間にニックスが設定されます。さらにランダムでいくつかの子系統が新系統のニックスとして追加されます。
後継種牡馬の母父は相性の良い系統にしない
新系統を確立させる後継種牡馬をつくる時に後継馬の母父を相性の良い系統にした場合、種牡馬入り後の配合時に相性の良い系統の1つがインブリード等の影響でほぼ使えない状態になってしまいます。
後継馬が種牡馬入り後に配合しやすくするには、後継馬の母父を零細血統にすることです。後継馬の母父は、その子供の父母父になるので、零細血統にしておくと子どもが繁殖入りしたときに配合しやすくなります。
また、後継馬の母父にする零細血統はできれば系統特性(SP または ST)がある系統にするのが理想的です。母父を系統特性がある系統にしておくと、新系統確立時に系統特性がつく確率が上がります。
ニックスの後に多重ニックスを成立させる
ニックスの後にダブルニックスを成立させる
3つの系統間で互いにニックスが成立している場合、その内2つ系統のニックスで配合して生まれた牝馬が繁殖入りすると、もう1つの相手とダブルニックス以上で配合することができます。
1971年開始シナリオではハイペリオン系とブランドフォード系とプリンスリーギフト系が互いに相性の良い配合になります。
このような組み合わせは、次世代の配合でもダブルニックス以上による爆発力とサブパラ爆発力の上乗せが期待できます。
ダブルニックスの後にトリプルニックスを成立させる
4つの系統間で互いにニックスが成立している場合、その内2つ系統のニックスで配合して生まれた牝馬が繁殖入りすると、残り2つの相手とダブルニックス以上で配合することができます。
さらに、そのダブルニックスの配合で生まれた牝馬が繁殖入りすると、残り1つの相手とトリプルニックス以上で配合することができます。
1971年開始シナリオではテディ系とナスルーラ系とノーザンダンサー系とトウルビヨン系の4系統は互いに相性の良い配合になります。また、テディ系とナスルーラ系とトウルビヨン系とブランドフォード系の4系統も同様です。
このような組み合わせは、次世代以降の配合でもトリプルニックス以上による爆発力とサブパラ爆発力の上乗せが期待できます。
ニックスの後に多重ニックスを成立させる組み合わせは、次に紹介する「ニックスが成立する系統の検索」で手軽に調べることができます。
トリプルニックスの後にフォースニックスを成立させる
5つの系統間で互いにニックスが成立している場合、その内2つ系統のニックスで配合して生まれた牝馬が繁殖入りすると、残り2つの相手とダブルニックス以上で配合することができます。
さらに、そのダブルニックスの配合で生まれた牝馬が繁殖入りすると、残り1つの相手とトリプルニックス以上で配合することができます。
さらに、そのトリプルニックスの配合で生まれた牝馬が繁殖入りすると、残り1つの相手とフォースニックスで配合することができます。
2026年開始シナリオではキングカメハメハ系、サンデーサイレンス系、スマートストライク系、デピュティミニスター系、ロベルト系の5系統は互いに相性の良い配合になります。
このような組み合わせは、次世代以降の配合でもフォースニックスによる爆発力とサブパラ爆発力の上乗せが期待できます。
ただし、スマートストライク系の種牡馬は日本で繋養されていないので、注意しましょう。
ニックスの後に多重ニックスを成立させる組み合わせは、次に紹介する「ニックスが成立する系統の検索」で手軽に調べることができます。
ニックスが成立する系統の検索
シナリオ開始年と子系統からニックスが成立する系統を検索できます。
【ウイポ10 2025】
ニックス検索
年
<使い方>
シナリオ開始年、子系統のいずれかをドロップダウンリストで設定するとデータが絞りこまれます。
該当件数が1件になると、シナリオ開始時にニックスが成立する系統が表示されます。
青字で表示される系統はニックスで配合して誕生した牝馬が繁殖入り後にダブルニックス以上が成立する系統です。(3つの系統間で互いにニックスが成立)
緑字で表示される系統はニックスで配合して誕生した牝馬が繁殖入り後にダブルニックス以上が成立し、さらにその配合で誕生した牝馬が繁殖入り後にトリプルニックスが成立する系統です。(4つの系統間で互いにニックスが成立)
赤字で表示される系統はニックスで配合して誕生した牝馬が繁殖入り後にダブルニックス以上が成立し、さらにその配合で誕生した牝馬が繁殖入り後にトリプルニックスが成立、その配合で誕生した牝馬が繫殖入り後にフォースニックスが成立する系統です。(5つの系統間で互いにニックスが成立)
しかし、ゲームの進行状況によりニックスが消滅してダブルニックス以上が成立しなくなる可能性もあります。
RESETボタンを押すとドロップダウンリストの設定が解除されます。
パソコンで使う場合、ドロップダウンリストをフォーカスした状態でカーソルキー(方向キー)を押すと隣接データが選択できるので便利です。
改訂履歴:
2025/03/27 公開
コメント