コーエーテクモゲームスから発売されている競馬シミュレーションゲーム、Winning Post 10(ウイニングポスト10)の攻略情報です。
競走馬の世界適性(芝質適性)を計算で解く方法について紹介します。
Contents
世界適性とは
世界適性の説明は Winning Post 10 の競馬用語辞典に記載されています。
ノーザンダンサー系など子系統によって、どの地域で力を発揮できるかを示すもの。「欧州型」の系統は重い馬場(芝質)に強く、「日本型」「米国型」の系統は軽い馬場に強い傾向がある。血統表中、各子系統の世界適性は国旗のマークで表示され、父、母父、父母父、母母父の子系統の世界適性が、産駒の芝質適性として伝わる。
出典: Winning Post 10 競馬用語辞典
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前作からの変更点
前作 Winning Post 9 2022 まで、「得意」の芝質は緑色、「普通」の芝質は黄緑色でしたが、Winning Post 10 の「得意」の芝質は黄緑色、「普通」の芝質は緑色に変わりました。
また、新たな要素として「世界系統」が追加されました。
【追加情報】
前作 Winning Post 9 2022 までは、新系統確立による芝質適性の変化により、既存の競走馬が所属している国の芝質を苦手になってしまうことがありましたが、Winning Post 10 では、既に誕生している競走馬は、芝質適性が変化しなくなりました。
世界系統とは
世界系統の説明は Winning Post 10 の競馬用語辞典に記載されています。
親系統に所属する種牡馬や、その産駒たちがさらに世界的な活躍をすることによって、親系統が「世界系統」として認められる。「世界系統」に昇格すると、
出典: Winning Post 10 競馬用語辞典
・大種牡馬因子(金色)が世界種牡馬因子(虹色)に変わり、配合理論の因子効果が上がる
・世界適性のマークが国旗から虹に変わり、世界適性への影響が変わる(適性範囲が広がる)
という効果がある。
※世界適性への影響は、世界系統への昇格後に生まれた馬のみが対象となる。
世界系統に昇格した場合、世界適性のマークは国旗から虹に変わりますが、得意の芝質は昇格前の型を引き継ぐので注意が必要です。
日本型、米国型から昇格した世界系統は軽い芝質、欧州型から昇格した世界系統は重い芝質の影響が残ります。
世界適性の影響が強いほうの親を確認する
両親の血統から産駒に伝わる世界適性の遺伝の強さは、血統構成によって異なります。
通常、世界適性の遺伝は父の国旗のマークの影響が強くなります。(父の影響が強い)
しかし、母父が系統を確立している(名種牡馬因子、または大種牡馬因子をもっている)馬で、更に父と父父が系統を確立していない場合に限り、母父の国旗のマークの影響が強くなります。(母の影響が強い)
父母父、母母父は父、母父よりも影響が弱くなります。
血統表の欧州旗を点数化する
血統表に「欧州旗」が多くなると重い馬場に強くなります。このことを利用して、血統表の「欧州旗」から芝質の重さを点数化することができます。
また、世界系統に昇格した場合も昇格前の影響が残るので、昇格前の芝質の重さを点数化します。
例えば、世界系統に昇格したハイペリオンとノーザンダンサーは昇格前が欧州型、ミスタープロスペクターは昇格前が米国型として、それぞれ点数化します。
父と母父のうち、影響が強い方に欧州旗がある | 5点 |
父と母父のうち、影響が弱い方に欧州旗がある | 3点 |
父母父に欧州旗がある | 1点 |
母母父に欧州旗がある | 1点 |
上記の表のとおりに血統表から欧州旗を点数化して合計すると0~10点になります。
この合計値が芝質適性の「得意」の上限の基準値になります。
欧州旗の点数から芝質適性の「得意」の上限値と下限値を求める
欧州旗を点数化したもの(上限の基準値)から、芝質適性の「得意」(黄緑色)の上限値を求めることができます。
計算方法は次のとおりです。
- 芝質適性の「得意」の上限は、上限の基準値が1点以下のときが2、5点のときが4、その他は上限の基準値がそのまま「得意」の上限になる
- 芝質適性の「得意」の下限は、上限の基準値が7点以下のときが「上限の基準値 – 3」、8点以上のときが「上限の基準値 – 4」になる
<計算例>
エアグルーヴを例に世界適性を計算してみます。
父のトニービンと父父のKampala は系統を確立していませんが、母父のノーザンテーストは名種牡馬因子が表示されているので系統を確立しています。
よって、世界適性は母のダイナカールの影響が強くなります。
トニービンの欧州旗は影響が弱いので3点、父母父の Hornberm の欧州旗は1点です。
母父は影響が強いのですが、欧州旗ではないので0点、母母父のガーサントの欧州旗は1点です。
合計すると 3 + 1 + 0 + 1 = 5点になります。これが芝質適性の上限の基準値です。
芝質適性の「得意」の上限は「上限の基準値」が5点なので、4となります。
芝質適性の「得意」の下限は上限の基準値が7点以下なので、「上限の基準値」から3を引きます。(5 – 3 = 2)
よって、芝質適性の「得意」の部分が 2 ~ 4 であることが計算でわかりました。
世界適性の計算は覚える要素が少ないので、慣れると早見表なしに芝質適性がわかるようになります。
また、新要素の世界系統を含む場合は「普通」が全て「得意」に変わり、父と母父が世界系統の場合は、さらに「普通」が3つ(3点の場合のみ4つ)広がるだけなので、こちらも早見表なしでわかるようになります。
欧州旗の点数から世界適性がわかる早見表
欧州旗を点数化したもの(上限の基準値)から世界適性がわかる早見表は次のとおりです。
欧州旗の 点数 | 芝質適性 | ||
---|---|---|---|
世界系統 なし | 世界系統 あり | 父と母父が 共に世界系統 | |
0 | |||
1 | |||
2 | |||
3 | |||
4 | |||
5 | |||
6 | |||
7 | |||
8 | |||
9 | |||
10 |
なお、欧州旗の点数が0点のとき、芝質適性が早見表の下段(■■■■■■■■)になるパターンは次のとおりです。
計算例で紹介したエアグルーヴのように、母の影響が強い場合は括弧のほうに国旗をあてはめます。
影響が強い | 影響が弱い | ||
父 (母父) | 父母父 (母母父) | 母父 (父) | 母母父 (父母父) |
日本 | 米国 | 日本 | 米国 |
日本 | 米国 | 米国 | 米国 |
米国 | 日本 | 日本 | 日本 |
世界適性計算機
競走馬の血統表に表示されている、父、父母父、母父、母母父の4つの国旗と母の影響力から競走馬の芝質適性を表示する計算機です。
<計算機の使い方>
父、父母父、母父、母母父の国旗を右の変更ボタンで設定し、母の影響力が強い(母父が系統を確立している馬で、更に父と父父が系統を確立していない)場合はチェックを入れます。
世界系統を含む場合は、昇格前の国旗を設定します。(ハイペリオンとノーザンダンサーは欧州型、ミスタープロスペクターは米国型)
父、母父ともに世界系統の場合は「父と母が世界系統」を選択します。
その他のパターンは「世界系統あり」を選択します。
入力内容に合わせて、競走馬の芝質適性が表示されます。
改訂履歴:
2023/04/05 公開
2023/04/18 フォームデザイン変更
2023/07/25 iPhoneで表示されるボタンのデザインの不具合を修正
コメント
芝適性計算ツールまじで助かってます
ありがとうございます