コーエーテクモゲームスから発売されている競馬シミュレーションゲーム、Winning Post 9 2021(ウイニングポスト9 2021)の攻略情報です。
海外レースで能力を発揮できる条件について紹介します。
なお、本記事の内容はVer1.02の難易度ノーマルで確認したものです。他の難易度や今後のタイトルアップデートによっては記事の内容が異なる可能性があります。
海外レースで競走馬の能力を発揮させる
海外レースで能力を発揮できる条件
海外レースで能力が発揮できる条件は次のとおりです。
- 同じ地域に中3週以内のレース間隔で出走する(一時帰国と放牧はOK)
- 騎手特性に海外経験がある騎手を乗せる
- 調教師特性に海外遠征がある調教師に預ける
同じ地域に中3週以内のレース間隔で出走することについて解説します。
同じ海外でも前哨戦が異なる地域では能力を発揮できない
海外レース初戦はレースで能力を発揮できなくなります。(海外初戦デバフ)
しかし、前哨戦(目標の前レース)として異なる地域のレースに出走した場合でもレースで能力を発揮できなくなります。(海外レースデバフ)
例えば、イギリスダービーの前哨戦としてアイルランドのガリニュールステークス(中1週)を使った場合は同じ地域になるので海外レースデバフが発生しませんが、アメリカのチャールズウィッティンガム記念ステークス(中1週)を使った場合は地域が異なるので海外レースデバフが発生します。日本ダービー(中1週)を使った場合も同様です。
海外レースデバフが発生すると、イギリスダービーで本来の能力を発揮できなくなります。
なお、欧州は全ての国が同じ地域として判定されます。
前哨戦は同じ地域で中3週以内のレース間隔が必要
海外レースの前哨戦が同じ地域でも、中4週以上のレース間隔があるとレースで能力を発揮できなくなります。(海外レースデバフ)
例えば8月1週のキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSの前哨戦として、フランスのサンクルー大賞典(中3週)を使った場合は海外レースデバフが発生しませんが、同じ競馬場のプリンスオブウェールズステークス(中4週)を使った場合は海外レースデバフが発生するので、キングジョージⅥ&クイーンエリザベスSで本来の能力を発揮できなくなります。
特に、ディープインパクトとハリケーンランのようにゲーム内での実力が伯仲している場合、前哨戦の使い方で海外レースの勝敗が変わります。
ドバイとサウジアラビアは同じ地域ではない
ドバイワールドカップの前哨戦をサウジアラビアのサウジカップにした場合、中3週でも同じ地域ではないため、ドバイワールドカップで能力が発揮できなくなります。
前哨戦をドバイのマクトゥームチャレンジラウンド3にした場合は、中2週で同じ地域になる為、ドバイワールドカップで能力が発揮できるようになります。
なお、中2週の間に1週間、日本で放牧に出しても海外レースデバフは発生しません。
なお、海外レースの中2週の間に1週放牧を設定するには裏技を使います。
設定方法はこちらの記事をご参照ください。【裏技】放牧明け1週で海外のレースに出走する
調子やスタミナに不安があるときは一時帰国する
海外レースのデバフの条件に日本に帰国することは含まれていません。
そこで、目標レースではない日本のレースをローテーションに設定して一時帰国させると、レースの2週前に絆コマンドを使ってから海外レースに出走させることができます。
例えば、米国3冠を目標にしている競走馬の距離適性がベルモントステークスの2400mに届いていない時のローテーションはケンタッキーダービー、プリークネスステークスの後に日本のユニコーンステークス等を設定しておき、プリークネスステークスのレース後に日本に帰国する5月5週に絆コマンド「心肺機能強化」を使ってから、ベルモントステークスに登録すると、米国3冠を達成する可能性が上がります。
ただし、「心肺機能強化」を使うと他の絆コマンドが使えなくなるので、他の絆コマンドも使う場合は先に使いましょう。
海外レースのデバフの検証
以下はここまでの記事の検証データです。ゲーム内のレース結果の画像を使って解説します。
ドバイワールドカップ
海外遠征のない競走馬が前哨戦を使ってドバイワールドカップに出走したときの検証です。
被験対象の競走馬はヴァーミリアンです。
前哨戦がマクトゥームチャレンジラウンド3
下の画像は前哨戦にドバイのマクトゥームチャレンジラウンド3(1着)を使った後に中2週でドバイワールドカップに出走したときのレース結果です。
このケースは海外レースのデバフがありません。
走破タイムは1.59.7で、2着との着差は6馬身です。
前哨戦がサウジカップ
下の画像は前哨戦にサウジアラビアのサウジカップ(1着)を使った後に中3週でドバイワールドカップに出走したときのレース結果です。
マクトゥームチャレンジラウンド3を使ったときよりも走破タイムが1.2秒遅い、2.00.9で、2着との差が3馬身まで詰められました。
前哨戦がフェブラリーステークス
下の画像は前哨戦に日本のフェブラリーステークス(1着)を使った後に中4週でドバイワールドカップに出走したときのレース結果です。
マクトゥームチャレンジラウンド3を使ったときよりも走破タイムが1.4秒遅い、2.01.1で、2着との差が2馬身1/2まで詰められました。
イギリスダービー
海外遠征のない競走馬が前哨戦を使ってイギリスダービーに出走したときの検証です。
被験対象の競走馬はメイショウサムソンです。
前哨戦がガリニュールステークス
下の画像は前哨戦にアイルランドのガリニュールステークス(1着)を使った後に中1週でイギリスダービーに出走したときのレース結果です。
このケースは海外レースのデバフがありません。
走破タイムは2.29.0で、2着との着差は9馬身です。
前哨戦がダンテステークス
下の画像は前哨戦にイギリスのダンテステークス(1着)を使った後に中2週でイギリスダービーに出走したときのレース結果です。
このケースも海外レースのデバフがありません。
ガリニュールステークスを使ったときよりも走破タイムが0.1秒遅い、2.29.1で、2着との差が7馬身まで詰められていますが、レース展開による誤差と思われます。
前哨戦が日本ダービー
下の画像は前哨戦に日本ダービー(1着)を使った後に中1週でイギリスダービーに出走したときのレース結果です。
ガリニュールステークスを使ったときよりも走破タイムが0.8秒遅い、2.29.8で、2着との差が3馬身1/2まで詰められています。
前哨戦がチャールズウィッティンガム記念S
下の画像は前哨戦にアメリカのチャールズウィッティンガム記念ステークス(1着)を使った後に中1週でイギリスダービーに出走したときのレース結果です。
ガリニュールステークスを使ったときよりも走破タイムが2.0秒遅い、2.31.0で、2着との差が4馬身まで詰められています。
海外初戦の日本ダービーのときよりもタイムが遅いのは、レース展開や馬場状態の影響によるものと思われます。
同じ地域の前哨戦を使った後に日本へ一時帰国
下の画像は前哨戦にイギリスのダンテステークス(1着)を使った後に、一旦日本に帰国してから中2週でイギリスダービーに出走したときのレース結果です。
帰国しなかったときよりも走破タイムが0.5秒遅い2.29.5ですが、2着との差が大差になっています。
タイムと着差の違いはレース展開による誤差と思われます。
日本に一時帰国しても海外レースデバフが発生していないことがわかります。
キングジョージⅥ&クイーンエリザベスS
1年前に海外遠征した後、年内は海外遠征をしていない競走馬が前哨戦を使ってキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときの検証です。
被験対象の競走馬はディープインパクトです。
前哨戦がハンザ賞
下の画像は前哨戦にドイツのハンザ賞(1着)を使った後に中2週でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
このケースは海外レースのデバフがありません。
走破タイムは2.26.4で、2着との着差は2馬身1/2です。
前哨戦がサンクルー大賞典の後に放牧
下の画像は前哨戦にフランスのサンクルー大賞典(4着)を使った後に日本で1週間放牧し、中3週(放牧明け2週)でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
日本に一時帰国して放牧に出した場合も、同じ地域で中3週以内であれば海外レースのデバフがありません。
走破タイムは2.26.4で2着との着差は2馬身です。着差の違いはレース展開による誤差と思われます。
前哨戦がプリンスオブウェールズステークス
下の画像は前哨戦にイギリスのプリンスオブウェールズステークス(1着)を使った後に中4週でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
前哨戦が中4週になると2着に敗れます。
前哨戦がクイーンアンステークスの後に放牧
下の画像は前哨戦にイギリスのクイーンアンステークス(1着)を使った後に日本で1週間放牧し、中4週(放牧明け3週)でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
同じく前哨戦が中4週なので、2着に敗れています。
前哨戦がハードウィックステークス
下の画像は前哨戦にイギリスのハードウィックステークス(1着)を使った後に中5週でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
前哨戦が中5週でも2着に敗れます。
前哨戦が宝塚記念の後に放牧
下の画像は前哨戦に日本の宝塚記念(1着)を使った後に1週間放牧し、中4週(放牧明け3週)でキングジョージⅥ&クイーンエリザベスSに出走したときのレース結果です。
被験対象のディープインパクトは昨年に海外レースを経験させていますが、前哨戦に日本のレースを使ったときが最も着差が開いています。
コメント