【ウイポ9 2021】インブリードを使いこなす

Winning Post 9 2021

コーエーテクモゲームスから発売されている競馬シミュレーションゲーム、Winning Post 9 2021(ウイニングポスト9 2021)の攻略情報です。

ウイニングポストの配合理論のインブリードとアウトブリードについて紹介します。

なお、本記事の内容はVer1.02で確認したものです。今後のタイトルアップデートで変更される可能性があります。

インブリードとアウトブリード

両親の血統表内(4代前まで)に、同一の先祖馬が存在するとき、インブリードが発生します。
また、今作、Winning Post 9 2021 からは例外として、全兄弟(父と母が同じ)の先祖馬が存在するときにも(全きょうだい)インブリードが発生します。

インブリードはインブリードされる先祖馬の因子の能力と爆発力が上昇しますが、同時に危険度も上昇させる諸刃の配合理論です

反対に、同一の先祖馬、全兄弟が存在しない、且つラインブリードが成立していない場合はアウトブリードが成立します。

ラインブリードについての記事はこちら:
【ウイポ9 2021】ラインブリードを使いこなす

インブリードの種類

インブリード

両親の血統表内(4代前まで)に、同一の先祖馬が存在するとき、インブリードが発生します。(片親のみに同一の先祖馬が存在するときはインブリードが成立しません。)

効果はインブリードの血量に応じて、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力と爆発力が上昇しますが、危険度も上昇します。
インブリードされた先祖馬の因子がスピード因子の場合は、インブリードの血量に関係なく、スピード因子1個につき爆発力が3上昇します。

例:スピード因子2個のミスタープロスペクターがインブリードされた場合、インブリードの血量による爆発力にスピード因子の爆発力 3 × 2 = 6 が加算される。

奇跡の血量

両親の血統表内(4代前まで)に、3代前と4代前に同一の先祖馬が存在するとき、奇跡の血量(18.75%)が成立します。

奇跡の血量が成立すると配合評価に「奇跡の血量」と表示されますが、効果はインブリードと同じです。インブリードの血量(18.75%)に応じて、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力と爆発力が上昇しますが、危険度も上昇します。
インブリードされた先祖馬の因子がスピード因子の場合も同様に、インブリードの血量に関係なく、スピード因子1個につき爆発力が3上昇します。

ちなみに、3代前と4代前に全兄弟(父と母が同じ)の先祖馬が存在するときの配合評価の表示は、全きょうだいインブリードのままで、「奇跡の血量」と表示されません。

全きょうだいインブリード

両親の血統表内(4代前まで)に、全兄弟の先祖馬が存在するとき、全きょうだいインブリードが成立します。ただし、4×4の全きょうだいインブリードは成立しません

効果はインブリードの血量に応じて、全兄弟の先祖馬の各因子に対応する能力と爆発力が上昇しますが、危険度も上昇します。
血量による爆発力と危険度の上昇は通常のインブリードと同じです。
全兄弟の先祖馬の因子がスピード因子の場合は、インブリードの血量に関係なく、スピード因子1個につき爆発力が3上昇します。

例:配合時に Nijinsky(ニジンスキー)とミンスキーが存在するとき、この2頭は全兄弟になるので、全きょうだいインブリードが成立する。この時、Nijinsky のスピード因子とスタミナ因子、ミンスキーのスピード因子が全きょうだいインブリードの対象になり、インブリード血量による爆発力にスピード因子の爆発力 3 + 3 = 6 が加算される。さらにスタミナ因子の影響でスタミナがアップする。

インブリードの血量毎の効果

インブリードは血量に応じて効果が異なります。
インブリードの血量が多いほど効果が大きくなりますが、危険度も大きくなります。
血量による爆発力と危険度の上昇効果はインブリード、奇跡の血量、全きょうだいインブリードともに共通です。

インブリードの血量の計算

インブリードの計算は、各世代を100%として、世代の頭数で割り、インブリードされた先祖馬の合計が血量になります。先祖馬の1頭当たりの血量は下の図のとおりです。

例えば、3代前と4代前に同じ先祖馬がいる場合、12.5 + 6.25 = 18.75 (%) がインブリードの血量になります。

血量 12%(4×4)

4代前の2箇所に同じ先祖馬がいる場合(4×4)はインブリードの血量が12%です。

効果は爆発力が1上昇し、危険度が1上昇します。
さらに、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力が上昇し、スピード因子の場合は1個につき、爆発力が3加算されます。

したがって、インブリードされた先祖馬のスピード因子が1個の場合は爆発力が4、スピード因子が2個の場合は爆発力が7になります。

奇跡の血量 18.5%(3×4、4・4×4など)

3代前と4代前に同じ先祖馬がいる場合(3×4)はインブリードの血量が18.5%です。
配合評価に「奇跡の血量」が表示されます。
4代前の3箇所に同じ先祖馬がいる場合(4・4×4)もインブリードの血量が18.5%です。
配合評価に「奇跡の血量」が表示されませんが、効果は同じです。

効果は爆発力が3上昇し、危険度が2上昇します。
さらに、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力が上昇し、スピード因子の場合は1個につき、爆発力が3加算されます。

したがって、インブリードされた先祖馬のスピード因子が1個の場合は爆発力が6、スピード因子が2個の場合は爆発力が9になります。

危険度当たりの爆発力はインブリード血量18.5%が最も効率が良いように思われますが、インブリードされる先祖馬にスピード因子がある場合は、血量12%のスピード因子のインブリードを2組つくる方が同じ危険度でも爆発力が高くなります。

また、両親の健康の高さで危険度を0にできるインブリード血量は18.5%までで、この血量を超えると危険度を0にすることができなくなります。

血量 25%(3×3、3×4・4、4・4×4・4など)

3代前の2箇所に同じ先祖馬がいる場合(3×3)はインブリードの血量が25%です。
3代前の1箇所と4代前の2箇所に同じ先祖馬がいる場合(3×4・4)と、4代前の4箇所に同じ先祖馬がいる場合(4・4×4・4)もインブリードの血量が25%です。

効果は爆発力が4上昇し、危険度が3上昇します。
さらに、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力が上昇し、スピード因子の場合は1個につき、爆発力が3加算されます。

したがって、インブリードされた先祖馬のスピード因子が1個の場合は爆発力が7、スピード因子が2個の場合は爆発力が10になります。

このインブリードの血量は危険度が高いので実用的ではありません。

血量 31.25%(2×4など)~37.5%(2×3など)

2代前と4代前に同じ先祖馬がいる場合(2×4)はインブリードの血量が31.25%です。
他にもこの血量になる組み合わせがいくつか存在します。
また、2代前と3代前に同じ先祖馬がいる場合(2×3)はインブリードの血量が37.5%です。

効果は爆発力が5上昇し、危険度が4上昇します。
さらに、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力が上昇し、スピード因子の場合は1個につき、爆発力が3加算されます。

したがって、インブリードされた先祖馬のスピード因子が1個の場合は爆発力が8、スピード因子が2個の場合は爆発力が11になります。

このインブリードの血量は危険度が高すぎるので実用的ではありません。

血量 43.75%(2×3・4など)

2代前と3代前と4代前に同じ先祖馬がいる場合(2×3・4)はインブリードの血量が43.75%です。
他にもこの血量になる組み合わせがいくつか存在します。

効果は爆発力が6上昇し、危険度が5上昇します。
さらに、インブリードされた先祖馬の因子に対応する能力が上昇し、スピード因子の場合は1個につき、爆発力が3加算されます。

したがって、インブリードされた先祖馬のスピード因子が1個の場合は爆発力が9、スピード因子が2個の場合は爆発力が12になります。

このインブリードの血量は危険度が高すぎるので実用的ではありません。
また、これ以上インブリードの血量を増やすと極度の近親になるので、配合できません

インブリードで発生する危険度を消滅させる方法

インブリードは爆発力と同時に危険度もアップさせてしまいます。
危険度は体力や気性などに悪影響を与えます。
配合時は配合評価の危険度が高くならないように注意しましょう。(筆者は配合評価の危険度を全て0にしています。)

両親の健康の高さで危険度を消滅させる

ウイニングポスト9 2021 では両親の健康が高ければ、危険度を軽減することができるようになりました。
配合時に両親の健康がA以上で危険度を1、健康がS以上で危険度を2減少させます。

健康の高さによる危険度の軽減は、インブリードだけではありません。ラインブリード等を含めて配合の危険度を合算した後に、両親の健康の高さに応じた危険度を減少させます。

血脈活性化インブリードは危険度が消滅しない

血脈活性化インブリードの説明は Winning Post 2021 の競馬用語辞典に記載されています。

<配合理論>
血脈活性化配合とインブリードを同時に成立させると、インブリードによる能力低下の影響を抑える効果を期待できる。特に、7種類の親系統で構成される血脈活性化配合では、能力低下の影響を無効できる。ただし、その際のインブリード血量は18.75%以下の場合に限られる。

出典: Winning Post 2021 競馬用語辞典

競馬用語辞典は「記録」 > 「競馬用語辞典」から閲覧できます。

しかし、実際に血脈活性化インブリードを成立させても、配合評価の危険度を下げる効果はありません。また、7種類の親系統で構成される血脈活性化配合で血脈活性化インブリードを成立させても、配合評価の危険度を無効にする効果はありません
8種類の親系統で構成される血脈活性化配合でも同様に効果がありません。
競馬用語辞典に記載されている「能力低下の影響を無効にできる」が何を意味するのかは不明です。

7種類の親系統で構成される血脈活性化インブリードで配合評価の危険度が消滅しない例
8種類の親系統で構成される血脈活性化インブリードで配合評価の危険度が消滅しない例

両親の健康の高さによる危険度の軽減は配合評価の危険度に反映されるので、競馬用語辞典の内容のとおり、血脈活性化インブリードに能力低下の影響を無効にできる効果があるならば、配合時の配合評価の危険度を「0」で表示してほしいところです。

最強のインブリード

配合評価の危険度を0にした上で最も高い爆発力が期待できるインブリードは健康S以上の両親で、スピード因子2個の全きょうだいインブリード(4×4)を2組成立させることです。
この配合を実現するにはスピード因子2個の全兄弟を2組(計4頭)、自家生産で用意する必要があります。
筆者はスピード因子2個の全きょうだいインブリードが実現できていないので机上の計算になりますが、この全きょうだいインブリード(4×4)を2組成立させたときの爆発力の合計値は(1 + (3 × 4)) × 2 = 26 になると予想されます。

事前の予想と異なり、全きょうだいインブリード(4×4)は成立しませんでした。

両親を狙って健康Sにするのは非常に難しいですが、春雷イベントと春嵐イベントは産駒の健康を底上げすることができるので、雷嵐配合で全きょうだいインブリードが同時成立するように計画すると良いです。
牧場長を牧野良夫さんにして、育成期間中に健康を底上げするのも効果的です。
健康がSに届かなかったときは、引退するまでに騎手(調教師)との絆・SPを使って、健康をS以上にしましょう。

ちなみに、シュンライが牝馬3冠、シュンランがクラシック3冠を達成したときの雷嵐配合の爆発力は10で、3冠配合の爆発力の4がさらに加算されるので、スピード因子2個の全きょうだいインブリード(4×4)を2組成立させたときの3冠雷嵐配合の爆発力の合計値(筆者の予想値)は 10 + 4 + 26 = 40 です。
全きょうだいインブリードは3×4以上で成立する為、全きょうだいインブリード(4×4)2組は成立しませんでした。

アウトブリードの効果

アウトブリードの効果は精神力・賢さ・健康・柔軟性・競走寿命が多少アップし、爆発力が1上昇します。

危険度がない上、他の配合理論では上げにくいサブパラメータの上昇が見込めるので、自家生産の種牡馬や繁殖牝馬の充実により、両親のスピードと配合理論の爆発力が高くなるゲーム終盤では主力になる配合理論です。

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コメント

  1.   より:

    危険度=幼駒の能力値決定の際、10%の確率で能力値が4段階または8段階下がる。この判定を危険度の数だけ繰り返す
    血脈活性化インブリードによる影響半減・消滅とは、危険度自体を減らすのではなく、それぞれ能力値低下判定1回あたりの低下確率を5%・0%にするの意、との事

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